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世界文化遺産・周口店の北京原人遺跡

北京原人の頭蓋骨、それは世界を震撼させた考古学的発見だった。

     1921 年~1927年にスウエーデン人のアンダーソン氏指揮の元、3人の考古学者によって洞穴遺跡で三片の人類の歯の化石が発見されました。その後、1929年には考古学者、斐文中が人類の完全な姿で残っていた頭蓋骨を発掘するなど、それはまさに60万年以前にここにはすでに原人が生存していた事が証明された事になり、世界の考古学世界に衝撃を与えました。
    その後、次々に石や動物の歯などで造られた狩猟道具、火を燃やした灰の跡、古代動物の骨などがみつかり、北京原人は火を使用し狩猟生活をしていた事を証明する遺跡が発掘されました。
    周口店は人類が進化してきた軌跡をたどるに欠かせない資料の宝庫であり、人類学、考古学、地層学、歴史、人類の進化などあらゆる方面の教育材料が今も発掘されています。

周口店の北京原人遺跡 周口店の北京原人遺跡

世界遺産登録:1987年

周口店の北京原人遺跡
 

周口店の北京原人遺跡へのアクセス

  • 周口店北京原人遺跡は北京市内より車で約2時間の西南部約50km、房山区竜骨山にあり、春には木々の緑、秋には紅葉が美しい自然が豊富でのどかな一帯にあります。またここから30分ほどの場所にはあのマルコ・ポーロが東方見聞録で「世界でもまれな美しさをもつ橋」と絶賛した盧溝橋もあり、1日で2か所を巡る事が可能です。
 
 

世界遺産に選ばれた理由

  • 周口店での遺跡の発掘は今も進められており、ここから発掘される遺跡は旧石器時代からの人類の進化を知るために大変重要な遺跡であるとして1961年3月4日に全国重点文物保護単位に指定され、その後世界遺産委員会により1987年12月に正式に世界文化遺産に登録されました。
    2008年の北京オリンピックの聖火は北京では万里の長城から始まり、ここ周口店にも立ち寄りました。
周口店北京猿人遺跡博物館 周口店北京猿人遺跡博物館
 

周口店の歴史及びエピソード

  • 発掘された北京原人は元々はどこから来たのか?
     原人の化石は、ジャワ島で発見されました。そのジャワ原人がアフリカを越えてアジアにまで到達し、周口店で発見されたのが北京原人だと言われています。
    周口店で発見された北京原人の化石は男女合わせて7人分の人骨と完璧な形をそのまま残した頭蓋骨は3人分あり、旧石器時代の貴重な発掘となりました。他にも、頭の骨の破片が10数片、150余りの歯、約10万件の石器、火を使用していた事を示す灰や焼けた石、焼けた骨、動物の骨などの化石が次々と発見されました。当時の北京猿人の身長は男性で約156cm、女性で150cm位だった事もわかり70%近くは14歳前に死亡していたこともわかりました。 脳のサイズも現在の人類よりかなり小さく、体の特徴も猿類に近かった事が分かっています。猿人と猿との違いは猿人は二足歩行が出来たと言う事です。二足歩行になると両手が自由に使えるので狩猟の道具を持ちながら歩行する事ができます。
    猿人から原人に進化すると脳の量は猿人の2倍以上にもなりました。
    その後、北京原人の頭蓋骨は何処へ?謎の紛失。
    1937年に周口店からさほど遠くない盧溝橋で勃発した「盧溝橋事件」で日本軍による侵略を恐れた考古学者達は発掘された頭蓋骨をアメリカへ移動させようとしましたが、日中戦争が激しくなる中1927年以来、行方不明となってしまいました。しかし、紛失する前に詳細な記録を残していたため、現在はその資料を元に復元し、研究資料として使われて展示されています。
 

周口店の見どころ

  • 猿人洞
  •  猿人洞は周口店遺跡の中でもっとも有名な洞窟で、もともとは天然の石灰岩の洞窟です。雨風の影響で作られた奥行き140mの大きな洞窟が「猿人洞」です。ここでは北京原人が50万年前に生活していたと言われ、200点近い人類の骨、1万点を越える石器、200種類以上の動物の化石などが発見されました。この洞窟は最初に遺跡が発見された事から「周口店第1地点」と言われています。

  • 周口店遺跡博物館
  •  国家一級博物館に指定されており、7つの展示コーナーがあり、北京原人の歯や頭蓋骨の複製、また現在は絶滅した動物の骨などが展示されており、館内では猿人の生活を再現した3Dの映画が放映されています。その中で人類の進化の様子や旧石器時代の狩猟道具を作っている様子、狩猟の様子などを見ることが出来ます。シーズン中は1日に4回、オフシーズンの時は1日2回。時間は約10分で、収容人数45人です。
    オフシーズンの放送時間:9:30と14:00
    シーズン中の放送時間:9:30と10:30と14:00と15:00
    (予告なしに変更される場合がありますので、要確認)
    また、周口店遺跡博物館には英語、日本語、韓国語でのガイドが無料で説明してくれるサービスがあります。

  • 山頂洞
  •  山頂洞遺跡は猿人洞と並ぶ重要な発掘現場で、龍骨山の山頂部分で発見された事により山頂洞と名づけられました。1933年~1934年、裴文中が発掘して、完璧な頭骨が3個、脊髄の骨や歯など、大人にして約8体の化石を発見しました。
    他にも哺乳類、両生類、鳥類の化石の他、石器や装飾品もみつかり約3-1万年前の物であるといわれています。

  • 第4地点
  •  第4地点は新洞と呼ばれており、1927年に発見されて以来、石器、人類が火を使って生活していた証拠となる灰、また、40種類以上もの哺乳類の化石が発見されました。 ここで見つかった古人類の左上顎第一小臼歯は今から20-10万年前の北京原人と、山頂洞人までの進化の過程にある人類の物と考えられています。
周口店北京猿人遺跡博物館 周口店北京猿人遺跡博物館
 

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